各代表 挨拶 (2007・2008年就任)

十勝組 組長 挨拶
白木幸久
白木幸久 組長  この度、3月27日の臨時組会におきまして、組長に選出されました。振り返りますと、平成6年、梅原了圓(義教寺)ご住職が組長に就任して以来、前組長の桃井浩純(真光寺)ご住職が退任されるまで、3期13年にわたり、副組長として組の運営に携わってきました。
 今期は、平成23年度親鸞聖人750回大遠忌を迎えるまでの5年任期となっています。
 組内皆様方のお力添えを支えにしまして、任務を遂行していく覚悟ですので、よろしくお願い申し上げます。
 早速ですが、十勝組のテーマ『すべての寺院で僧侶・門信徒による取り組みを』めざして、「和合」と掲げさせていただきました。
 僧俗老若男女等それぞれの違いを尊重しつつ、喜怒哀楽を分かち合い乍ら、共に支え合っていきましょう。
 み教えをよりどころとして集う人たちが、共にかがやけるよう、各々できるところから実践していこうではありませんか。
十勝組 副組長 挨拶
御幸誓見
御幸誓見 副組長  謹啓、慈光のもと、日々ご健勝にてご法義ご相続のこととお慶び申し上げます。
 さて、永く休止中でありました組報の発行を、伝道広報部の皆様のご尽力により企画して頂くこととなりましたこと、感謝とともにお慶び申し上げます。
 十勝組の活動、基推委の活動を、寺院、門信徒の皆様に広く知って頂くこととなり、それにより今まで一部のみの方の参加になりがちであった活動も更に広く深くなって頂けるのではないかと期待しています。僧侶、門信徒が一体となり、活気のある組織、行動の原点にと念じてご挨拶とさせて頂きます。
合掌
十勝組 副組長 挨拶
千葉照映
千葉照映 副組長  平成19年度より白木組長を中心に新しい教化活動がスタートした訳でありますが、初めて副組長(会計)という立場で関わりを持たせて頂き、この1年間つくづく先輩役員の皆様方のご苦労を思い知らされた事であります。前任者に何回何十回電話をかけた事か、戸惑うばかりの1年間でありました。
 正直、とんでもない役を受けてしまったもんだ!という思いでした。伝票整理に時間はかかるし、計算は合わなくなる。帳簿付けにも手間がかかる、落ち着いて酒も飲めやしない【まいったな〜】。
 今、1年が過ぎ、パソコンのエクセルを初めて使っている自分に驚いております。機械が苦手で、ましてや伝票整理などした事もない私が組会で報告することまでこぎ着けることが出来ました。
 まいったまいったと愚痴を溢していた私でありますが、振り返って見て新しい事に挑戦するチャンスを与えて頂いていた事に気づかされた事であります。今は、自ら新しい事にチャレンジする事の苦手な私を後押しして頂いている思いでおります。
 与えられた任期、精一杯努めさせて頂きますので、ご指導賜りますようお願い申し上げます。
合掌
十勝組 副組長 挨拶
桃井直行
桃井直行 副組長  近頃、年を取ったせいか時間が経つのがやたらと早く感じます。「最近、何か時間が経つのが早いねー。気がついたらもう半年たったもんねー。1年なんてアッという間だね」などと、おばちゃま達と適当に話を合わせていましたが、まさか自分がそのように感じる年齢になるとは……。昔は、特に学校に通ってる頃は、1時間の授業の長いこと。1日の、1年の長いこと。いつも思っていたことは、「早く休みにならないかなあ〜」でした。
 つまらないときは、時間が経つのが遅いようです。人間、楽しい事だと時間が経つのを忘れるといいますが、もう一つ、忙しすぎるとアッという間に時は過ぎてゆきます。最近、何故だか色々な役職が私に廻ってきます。札幌にも一カ月に何度も通ってます。会議、研修会、勉強会、そして「大切な?飲み会」。結構大忙しです。
 そうそう、十勝組の副組長といっても私の仕事は庶務というより雑務です。各種会合等の案内状作成や、議事録、報告書の作成、配布物や資料の発送など「十勝組のなんでも屋」です。打って、刷って、折って、切って、詰めて、貼って、出して……ハイお疲れ様。これの繰り返しです。
 おかげさまで、皆様に支えられながら、正しくアッという間の1年間でした。今後とも私が生き長らえるように、皆様のご協力を宜しくお願い致します。
合掌
「あたたかな動きのあるお寺作りのために」
十勝組 相談員 高田芳行
高田芳行相談員  組内僧侶、寺族、門信徒の皆様には、日頃より十勝組基幹運動推進に深いご理解とご協力を頂き、厚く御礼申し上げます。
 基幹運動は、浄土真宗の教えに基づいた運動です。自らが教えに聞き、教えに生きる僧侶・寺族・門信徒になることをめざす運動です。お念仏を頂いている一人ひとりが、自らの生き方を問い、社会の人々の苦悩の現実に寄り添う運動でもあります。このことを再認識して、これからも「組」の実態を考えながら、共に相談し、合意し、協力し合って運動を進めていきましょう。お寺だけでは出来ないことでも、組内寺院が協力してアイデアや能力を結集することで、幅広く深い活動を展開することが出来ます。そこからお互いが新たな活力を貰い合い、お寺の活動を活性化させていきたいと思います。法座や研修会で学んだことを、一つでも行動に移し、あたたかな動きのあるお寺を作っていきましょう。
合掌
「十勝のお坊さんの一員として」
十勝組 副相談員 石田智秀
石田智秀 副相談員  幼少時から家族や門徒さん方からは何となく「お寺の子」として育てられておりましたし、やがて自我が強くなってからも時に多少の反発はしつつ、心のどこかでは「寺院後継者」の心づもりをしておりました。
 とはいえ、お寺の運営に実質的に関わることの出来る年齢になってからも、お寺とは夏と冬の帰省時にのみ関わるような不作法な生活を15年間も続けておりました。
 しかし2005年の住職課程を最後に京都との縁もとうとう尽き、8月に十勝に戻って参りました。
 こちらの生活にもすこし慣れ、また、いわば試用期問中の布教使として道内を巡回させていただくようになり、少しは「十勝のお坊さん」っぽくなって来たかもしれないと思い始めた矢先の副相談員の任です。
 荷が勝ちすぎなのは仕方ありません。少しでもその名に追いつくよう精一杯励んで参ります。
 どうか、ご指導よろしくお願い致します。
合掌
「教区会におもむいて」
教区会僧侶議員 梅原了圓
梅原了圓 教区会僧侶議員  十勝の地にも日増しに春の訪れが感じられる頃となりました。
 私こと、昨年4月に教区会議員職を仰せつかってから早1年、各寺住職様を始め多くの方々からのお導きを賜りながら今日を迎えさせていただきました。心より御礼申し上げます。
 教区会におもむいて、組長時代とは責務の異なる立場より関わり思うことは、教区の各種事業に対しての内容を踏まえながらの予算・決算審議の難しさ、又、私どもに深く関わる各種区令の検討審議、そして、本山と教区、組、各寺院に関する案件、諸問題の対応審議等、あらためてその内容が多岐にわたり重要課題の多いことを痛感しております。その責務の重さに身が引き締まる思いです。
 現在、教区には各寺院に関わる本山および教区の賦課制度等の問題、過疎の間題、差別と平和の問題、そして、来る平成23年4月より「世のなか安穏なれ」のスローガンのもと修行される親鸞聖人750回大遠忌に向けての諸課題等、私ども宗門全体の基幹運動計画にも深く関わる諸問題が山積しております。
 今後とも、皆様のご指導ご指摘を頂きながら諸課題を学びつつ、組と連携のもと、教区に於いて発言していく所存です。教区の動きについても組会等を通じ、出来得る限りお伝えしてまいりたく思っております。これからもお導きの程、宜しくお願い申し上げます。
合掌
「今、思うこと」
教区会門徒議員 鳥本順司
鳥本順司 教区会門徒議員  早いものですね、十勝組から選出されて北海道教区の議員になり2期目になります。1年に2回程会議がありますが何とか続けられております。
 会議の内容は、国・道・市町村の議会と同様で、予算・決算・人事・規約の改廃等が主で2月は親鸞聖人の750回大遠忌法要委員会の設立があり委員が決まりました。
 私達が信じる宗教は不変でありますが、現代のような科学文明の発達した時代になっても、私達の周囲には多くの迷信や俗信がはびこっています。占いやまじない、神がかりなど日本の各地で未だに人々の心を支配しており、そうした現象は無数といってよいほどあります。
 多くの人はそれを宗教だと思っていますし、そういう人々の気持ちを利用して不合理なことをいう宗教らしきものも後を絶ちません。
 日本人固有の宗教的心情は祖先崇拝であるといわれています。それは生まれつき天性に繋がるもので、どんなに文明が発達してもたやすく無くならないものだと思います。
 これは誰に教えられたものでなく、日本人として生まれたときからもっているからでしょう。仏教のような世界宗教といわれるものは、釈尊のような優れた宗教的境地に達した人が開かれたもので、その導きによって人々は生まれたときから持っている迷いから目覚めるのであって、その目覚めによって初めて私達は迷信や俗信から離れることが出来るものと思います。
 現代人は合理的な判断により誤った考え方を否定するのが普通ですが、ただそれだけでは迷信や俗信から解放されることは困難です。というのはそれが人間の生まれつきの心の在り方に結びついているからではないでしょうか。
合掌
十勝組 新総代会 会長 挨拶
今江一良
今江一良 総代会会長  みなさま、心豊かにお過ごしのこととお喜び申し上げます。この度、総代さま各位のご推挙を頂き再度重責を担うことになりましたが、組長さまを始め先輩諸氏より摂取心光を重ね本願を信じ、何よりも大切な人間同士のつながり(ご住職 − ご総代 − ご門徒)を大切にし、みなさまのお役に立てますように励んで参りたいと思います。
十勝組 仏教壮年会連絡協議会 会長 挨拶
村瀬信義
村瀬信義(壮年会)  今年20周年を迎えた十勝組仏教壮年会の目的としているのは、相互の連携を密にして親睦を諮り、宗派の基幹運動の充実発展である。
 これをふまえ、来年の記念事業に向けて、未結成寺院への立ち上げの働きかけをし、仏教壮年として御同朋の社会をめざし、宗門の中核となり、共に歩んでいきたいと思っております。
合掌
十勝組 仏教婦人会連絡協議会 会長 挨拶
藤本喜久子
藤本喜久子(仏教婦人会)  十勝組仏教婦人会連絡協議会も、昨年は節目の50周年を迎えることができました。
 仏婦会員の減少と役員のなり手が無いなどの悩みも多いことですが、これからも32カ寺の仏婦会員と話し合いをしながら朋[とも]に発展に努めたいと思います。
合掌
本願寺帯広別院輪番 着任挨拶
廣岡隆圓
廣岡隆圓(帯広別院輪番)  このたび、ご本山の命により2008(平成20)年4月1日付けで本願寺帯広別院の輪番を拝命し着任させて頂きました。
 北海道の地は初めてではございませんで、こちらに赴任させて頂く前は、本願寺函館別院に1年4ヶ月、輪番として勤めさせて頂いておりました。
 かねがね帯広は北海道の中でも、最も寒いところのひとつと聞いております。十勝平野は広さは比べものになりませんが、盆地に囲まれての地形は私の故郷によく似ています。故郷に帰ってきたような感じがいたします。風光明媚なこの帯広に赴任させて頂き本当にありがたく思うのと同時に、立派に務められるか些かの不安もあります。
 本願寺帯広別院は十勝開拓と同時にその歴史が始まったとお聞かせ頂いております。この度創立百周年のご法要をご門主様ご親修のもと盛大にお勤めされたことであります。このような歴史のある別院に着任させて頂いたことについて、身の引き締まる思いが致します。何せ浅学非才の私ではありますが、先人の皆様のご苦労をしっかりと受け止め、ご協力を賜わりながら実直に真面目に宗務に励み、お念仏繁盛のために邁進させて頂きたいと思っております。
 これから何とぞ宜しくお願い致します。
合掌